エステ効果もあるグラヴィトンの用紙を燃やして込めた石

　4人目の子供を出産する時に、かながね自然分娩を欲していた私は、3000人以上もの赤ちゃんをとりあげたというベテランの産婆さんを自然食品店の社長さんから紹介していただきました。　今まで事故ゼロの出産には、訳もありました。それは、自然食を食べていなければ、出産時に大量に出血する恐れがあるからということで、個人で請け負う時は､　それが条件でした。　グラヴィトンで満ちた我が家も、自然食愛好家で、グラヴィトンベービーはどんなベービーになるのだろうかとわくわくでした。それで、一番安心できる我が家を出産の場とすることにし、昔のように産婆さんのみにお願いすることにしたのです。実を言うと主人も自宅出産で生まれてきたのだそうです。
　果たして､4人目は朝方､家族の見守る中モデル出産のごとく無事に生まれてきました。それから約一週間､24時間体制でその産婆さんは私と､赤ちゃんの世話をして下さいました。
　病院での出産と違って､マンツーマンの指導が受けられる上に､彼女のこれまでの助産にかかわる武勇伝､医療現場の事情などなど､考えられないような貴重な体験が出来て､まるで修学旅行のような本当に楽しい一週間でした。
　面白いことに､この思いは産婆さん自身も全く同じ思いの一週間だったようです。
　というのも､この一週間、我が家の3人の子供達とも遊んでくださっていた産婆さんは､｢お宅の子供さんは本当に肌が綺麗だね。｣と盛んに誉めてくださっていました。
　あるとき､お風呂から出てきておもむろに､｢ここのお風呂に浸かると､何ともいえない心地よさがあって､初めは気のせいかとも思っていたんだけど､どうもここのお風呂のお湯に浸かっていると､肌がすべすべしてくるような気がして仕方がないんやけど。あの､湯船に入っている石は何?」と尋ねてこられたので､グラヴィトンの話をして、用紙を燃やして石に込めてあるものを湯船に入れてあると説明したところ､すごく興味を持ってくださった上に､納得されていました。産婆さんいわく､翌朝に顔を洗ったらスベスベ感が実感できるのだそうです。
　いよいよ明日で産婆さんともお別れの夜､お風呂に入った産婆さんはいつもは『カラスの行水』程度のスピード入浴の方が､待てども待てども一向に出てこられる気配がないので､昼間お姉ちゃん達の相手をさせられて、よほど疲れていらっしゃるのだな､と思っていました。
　ところが､出てこられた産婆さんに声をかけたところ､｢今日が最後だと思ったら､『もうここのお風呂に入らせてもらえるのも最後だ』と思って､しっかり肌にお湯を馴染ませてたんよ。｣と言うおもしろい答えが返ってきました。お風呂のお湯にエステの効果があるらしいのです。
　結局､帰られるときに同じ様にグラヴィトンの用紙を燃やしてエネルギーをこめた石を、お土産にお渡しさせていただいたのは言うまでもありません。　
　産婆さんは､それはそれは､｢一週間､本当に居心地はいいし､気持ちいいし楽しかった。」と喜んで帰っていかれました。
　自宅に帰られた産婆さんは早速家のお風呂にその石を入れ同じ効果が出るかためしてみたそうです。産婆さんは家ではいつも最後に入るので、今まで湯垢がよく浮いていて汚かったのが、それが浮かなくなったと驚いていたし、畑仕事される日課の疲れがスット取れるし、しわが取れてきたり肌がスベスベになってきたよと、赤ちゃんの一ヶ月検診の時にはわざわざお友達を誘ってきてくださいました。又その残り湯で洗濯すると、汚れがよく落ちるといっておられました。